今回は僕がなぜ公務員を辞めたのか。年収はどうなのか。どうすれば失敗しないのかに焦点を当て解説していきます。

近年の公務員を辞める理由とユーザーが抱える悩み
近年、公務員(特に国家公務員)における離職率は上昇傾向にあり、離職意向も以前に比べて高まっています。
簡単に近年のデータを並べてみました。
離職率・離職意向の最新状況
国家公務員(一般職行政職)の離職率(自己都合ベース)
・2020年(令和2年度):全体 1.64%、20代 2.24%
・2021年(令和3年度):全体 1.81%、20代 2.65%
・2022年(令和4年度):全体 2.03%、20代 2.84%
これにより、ここ数年間で緩やかに上昇し、若手の離職率がより顕著になっています。
引用元 公務員キャリアNOW
若手(採用から10年以内)の離職実態
2014年度採用では、約 23.2% が10年以内に退職(約3倍に上昇)
2023年度には、10年未満の離職者数が203人となり過去最多を更新
引用元エデンレッドジャパン
職員の意識調査(離職意向)
2025年6月時点の内閣人事局調査では:
・「数年以内に辞めたい」と回答した職員は 9.5%
・「定年前に機会があれば辞めたい」は 25.1%
・「定年まで勤めたい」はわずか 51.9% にとどまり、以前より減少傾向
引用元毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20240803/k00/00m/040/233000c



公務員ならではの不満やストレスとは?
● 長時間労働と働き方への不満
霞が関などでは「ブラック霞が関」と呼ばれる働き方が指摘され、ワークライフバランスや精神的・身体的負担に耐えられず退職を選ぶ人が増えています 。
● 給与やキャリア成長への不満
民間との給与差、キャリアアップの遅れ、若手の成長機会不足が離職意向の主因となっており、制度改革が求められています 。
● 組織構造の変化
年功序列やポスト争い、異動・配置の曖昧さなどにより、若手自身の意思・能力が評価されにくい状況が続いています。



公務員が辞めた後の年収と待遇の現実
1. 年収・生涯収入の比較 💰
地方公務員(一般行政職)の平均年収は約 635万円。22歳〜60歳で働くと、退職金を含めた生涯年収は約2.63億円とされます
民間企業の平均的な年収は約 523万円、生涯年収は約2.18億円。これに対し、公務員のほうが約4,600万円程度上回る試算です
引用元ファイナンシャルフィールド
https://financial-field.com/household/entry-319246



福利厚生や残業代等、働き方・生活の違い
公務員はどこも基本福利厚生に関する考え方は良いとされていますが正直僕はあまり良いとは思いませんでした。
・有給休暇は上司次第。→消化したことは一回もない。
・サービス残業は当たり前。
・嫌な仕事はほとんど上司から押し付けられる。
まとめ
世の中にはたくさんの情報が出回っています。どれが自分に合っていてどれが正なのかは判断が難しいと思います。
判断するに大切なことはまず自分のことをよく知ることです。何に不満を抱き何をしたいかがわかれば転職先の良さも理解できるはずです。
とにかく情報を調べることが大切だと感じています。
コメント