日々子育てに奮闘しているぽぴいです。
毎日子供の顔を見ていると幸せです。
しかし、子供は成長過程でどんどん生意気になりますし、親がイライラしたりすることもありますよね。
可愛いがゆえに怒ってしまったりしまいます。
育児にかかわる中できちんとした知識のもとで育児をしていきたいという思いから、今日は叱り方について勉強した知識を共有しましょう。
誉め言葉は自主性を失う
子供の叱り方や褒めかたを大きく分けると二つに分けられます
条件付きの接し方
子供の行動の善しあしによって、褒美や罰を使いながら愛情の注ぎ加減を調整し、行動をこのトロールしようとすること
無条件付きの接し方
行動の善しあしに関係なく愛情を注ぎ子供の気持ちに寄り添うこと
〈条件付き子育てデメリット」
①短期的にしか教育効果がない
②条件付きの自己肯定感しか持てなくなる
③親子関係が悪くなる
④世代を超えて引き継がれる
実は僕の子育ても条件付き子育ての方法でやっていたことが多いです。
物で釣って言うことを聞かせる。これは人の気持ちを操る簡単方法であると思っていましたがデメッリトの多いことがわかります。
無条件付きを考えてみます。
〈無条件子育ての5つの原則〉
①ほめ方と叱り方
能力や見た目に集中した声かけを避け子供の行動について具体的に声をかけたりすることが重要です。大切なのは親が子供をコントロールするために褒めたり叱ったりしないことです。
②子供に対するイメージを変える
大人の勝手な思い込みが子供の可能性と経験を狭める。
おもちゃで例えると、パズルやブロックで遊ぶのは男。おままごとで遊ぶのは女の子といった固定概念があると思いますが、パズルやブロックを経験した子供は空間認識能力高くなる。おままごとを多く経験した子供はコミュニケーション能力や社会情緒能力が高まるといわれています。
大人の勝手な性差の固定概念は、子供たちの選択肢を狭めているだけでなく経験を制限してしまっているのです。
子供たちを大人の偏見の世界に閉じ込めてないか一度確認してみましょう。
③子供にとって良きリーダーいる
親が良いリーダーであることは子供にとって心の安定につながる大切なこと。
一般的に優れたリーダーとは責任や決断を共有しながら、ロールモデルとしてチームを統率することができる人です。
子育てにおける良きリーダーは子供に向き合い気持ちに寄り添いながらも、必要な制限を設け、子供に道しるべを示す人を言います。
子供が癇癪を起しているとき、罰や褒美に頼っていませんか?
子供が必要としているのは大人が受け入れてくれるという安心感です。
④子供への要求を考え直す
子供は年齢によってできろことも、期待していいことも異なります。成長段階に合わない要求はしないことが重要
「早くしなさい」、「こぼさない」「泣かない」という要求は多くの場合大人の都合に合わないがために発せられることが多いです。
大人の都合を押し付けていないか、誰のための要求なのか子供にとって必要なことなのかをよく考えてみましょう。
⑤子育ての長期的な目標をもつ
普段の自分の接し方がこの子育ての長期的なゴールの妨げになってないかを一度考えてみる必要があります。
自分の力で考えられる人になってほしいと思っているのに、自分の意見に口答えしたと解釈し怒っていませんか
普段の自分の行動がいかに子育ての長期的なゴールに貢献しているか、あるいは子供の成長の邪魔になっていないか意識してみましょう
安易な「ほめて伸ばす」には要注意
「すごい」
「よくできたね」
「えらい」
これらは子供をほめるときによくつかわれるフレーズですがこれらの言葉は子供の成長に必ずしもいいとは限らないのです
近頃の日本人は自己肯定感の低さが問題視されているため「ほめて伸ばす」が子育ての主流になっています。
誰もが人から認められたいという承認欲求を持っています。
しかし、ほめ方によっては、子供に不安やプレッシャーを与えたり、モチベーションが下がる原因になったりと、様々な弊害があるのも確かです。
では、まずほめ方の種類について考えていきます。
①おざなりほめ
具体性がかける中身のないほめ方
例「すごい」 「上手」
②人中心褒め
性格(優しさ、気遣い)
能力(頭の良さ、足の速さ)
外見(顔、体形)
といった表面上の特徴を中心にほめる
例「優しいね」、「頭がいいね」、「かわいいね」
③プロセスほめ
努力、過程、試行錯誤した手順を中心に褒める
例「頑張って最後まで頑張ったね」、「失敗してもあきらめなったね」、「いろんな方法を試したね」
今度はメリット、デメリットを考えていきましょう。
おざなりほめと人中心褒めがNGな理由
①ほめられ依存症になる
ほめられないと自信が持てず、外部からの承認でしか自分の価値を見出せなくなる。
②興味を失う
褒められるためだけに行動をするようになるせっかく楽しいと思っていたことにも興味がなくなる。
③チャレンジ精神が低下する
褒められすぎて失敗したらどうしようという思考がはたらき、失敗をさせるためにチャレンジすることを躊躇するようになります。
④モチベーションが低下する
努力の有無に関わらずいつも「上手」と言ってもらえたら自己評価をする必要がなくなります。
頑張らなくてもよいと思うようになる。努力をする必要性を感じなくなります。
罰を与える叱り方がNGな4つの理由
子供に罰を与える理由は望ましくない行動をやめさせることです。誰もが経験あると思いますが伝統的な子育て方法です。
子供における罰は4つの大きな問題があります。
①より攻撃的、反発的な態度を生み出す
自分に罰を与える相手に対して怒りを覚える。罰は子供の攻撃的な行動を誘発し、親がさらに罰を与えることを繰り返すという負の連鎖に迫りやすくなります。
②力を使った問題方法が正当化される。
罰を使った子育ては、子供に暴力や圧力で問題が解決できるというメッセージを子供に送っているのです。
③親子関係にひびが入る
親が信頼できない相手だという想いが強くなれば子供は親に対して心を閉ざし、親子の繋がりにリスクがつく。
④罰を与えても反省を促さない
罰を受けた子供は、次はいかに逃れられるかということに意識が集中するため、自分の行動のどこに問題があったのかを考えません。
話し合いや説明なしに一方的に罰を与えたとしても、子供にとってはいわゆる「問題行動」と罰の間の関係性が明確ではないため、反省を促さないのです。
褒美と罰の落とし穴
「アメとムチ」という表現を耳にしたことがあると思いますが、褒美と罰を交互に使い分けることはよくしつけで行われています。
褒美(物をあげる、むやみに褒める)
罰(物をとりあげる、叩く)
上記2つを与えることは子供の行動を上からコントロールする方法であるという点で似通っています。
大人の都合に合わせてほめたり、褒美をあげたりあるいは罰を与えて、大人の思い通りに子供を操ろうとする意図があるからです。
褒美と罰は条件付きであるという点で表裏一体なのです。
罰と褒美の落とし穴は、どちらも与え続けないといけないところにもあります。
罰を与えたとしても子供は同じ行動を繰り返す。あるいはその行動が悪化すればまた別の罰を与えなければならない。
褒美も同じで与えれば与えるほど褒美の依存が強くなりさらに褒美を与え続ける必要があります。
褒美と罰のもう一つの落とし穴は自己中心的になってしまうです。
一つ例に優しい子になってほしいと思うばかりに「やさしいね」「えらいね」と人中心褒め方、おざなりほめをすることはナルシストになる可能性があります。
また、罰も同じで自分に罰を与える相手が悪いと思うようになる、あるいはいかに罰から逃れられるかを考えるように意識が向きます。
自分の損得だけを考える自己中心的な人になってしまうのです。
上手な叱り方のポイント
①ダメ、違うを出来るだけ使わない
子育てをする中でこの言葉を使う人多いと思います。道路に飛び出してしまうなどの緊急的なことではない場合以外は否定的な言葉を使わないことが大切です
子供はダメ。違うといった言葉を聞き続けると脳が脅威を感じて戦闘モードに入りフラストレーションが爆発しやすい状態になります。
反対に肯定の言葉(そうだったね、わかるよ)から始めてみるといいでしょう。
②結果ではなくプロセスに目を向ける
なんでそうなったのか、なぜそれをやったのかを考えるようにしましょう。
③好ましくない行動の理由を説明する
子供のとった行動が、自分あるいは他社に対してどういった影響を与えるかに焦点を置きながら説明する。
他社への影響を説明することで相手を思いやる気持ちが生まれるのです。
④親の気持ちを正直に伝える
子供を否定したりせずに自分がどう感じて、その理由は何であるかということを伝えながらコミュニケーションをとる方法です。
つまり、プロセスを提案してあげることに目を向けてあげる。そこに子供が楽しくできそうなかたちで話をしてあげる。
例 水をこぼす ×なんでこぼすの汚れるでしょう。
〇どうしたらこぼれないかな。置く場所をかえたらどう?
例 買い物でだだをこねる ×ダメ、そんなのいらない
〇この野菜をかごに入れるの手伝って
いかがでしたでしょうか。今回はほめ方や叱り方をピックアップしてみました。
実際これらの内容については、理解はしていないけれども感覚的に認知をしていた方がいらっしゃると思います。実際自分の言動が子供にどう影響していくかを親が知っていると子育てのやり方が変わっていきますよね。
子供の成長はあっという間です。少しでも子供のためになるために日々勉強をしているぽぴぃでした。世の中の母親や父親方これらの内容を理解したうえで実践し、一緒に頑張りましょう。
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